衝突の話に便乗。 
修羅場じゃなかったけど相手が修羅場だったろうなって話。 

同じく信号待ちで止まっていたとき、ふとバックミラーに目が行った。 
後ろの車の運転手は女性で手元に気を取られている様子。 
なんか変だなと思っていたら彼女との距離が縮まっている。 
アレ、と思ってブレーキを踏んでいるか確認してたらゴン。追突された。 
(道は緩やかな下り坂。そのとき運転していたのはMT) 

女性は一瞬何が起こったかわからなかったみたいだけど 
振り返った私と目が合ったら、、『やっちゃった、てへっ』て顔した。 
急いで車から降りてきた彼女、取り繕ったような神妙な顔をして謝罪を言った。 
加えて、「妊娠してるんです。なんだかぼうっとしてしまって」と言い訳を付け加えた。 
私の車は古かったし、車がぶつかることは予想してたし、衝撃もたいしたことなかったから 
彼女の苦笑をなんとも思ってなかった。 
彼女がピカピカの車のために警察呼ぶと言わなければ車を降りるつもりもなかった。 
私は、「何ヶ月なんですか?」と優しく声をかけながら、よっこらしょと車を降りた。 
羊水過多のために双子でも入っているんじゃないかという1メートル越えの私のお腹を見た彼女の笑顔、瞬間フリーズ。 
警察は呼ばなかった。けど、大丈夫だろうけど念のために病院へ行くからと連絡先を交換 
翌日昼過ぎまで結果を連絡しなかった。