学生時代、バイト先の先輩(以下 A)に「きみの声が好きなアニメキャラに似てる」って言われて、声がすてきだって言われたことがあった。 
作ってないのに自分でも嫌になるくらいアニメ声で、昔は声のことでいじめられて失声症 にもなったことがあって、 
声を褒められることなんてなかったからすごく嬉しくて、思わずありがとうございますAさんって言った。 
そしたらなぜか私とAが付き合ってることにされてた。 

バイトの休憩が被ったときとかやけに距離が近いなぁと思ってたんだけど、 
ある日ソファーに押し倒されて「いつになったらくれるの?初めてなんでしょ?そうなんだよね?」って言われた。 
目がほんと焦点があってないっていうか充血してるみたいで怖すぎて声がでなかったんだけど、 
それが面白くなかったのかAは「声 は?ねぇ声は?なんで出さないの? 声、ねぇ声、声ぇぇぇええ!」って叫んでた。 
俺のために守ってたんだよねとか 色んな声を出させてやるんだとか俺のための声だよねそうだよねとか言われて身体も動かないしもう怖くてたまんなかったんだけど 
上着に手が伸びてきて肌に触れられた瞬間に気持ち悪くて吐いた(汚い話でごめん)。 

そしたらAが「なんで吐くの?これ(嘔吐物)じゃないでしょ、俺は声が聞きたいの。君の口から出していいのは声だけだよ、これじゃないよ?」って、なんか猫なで声?みたいな感じで言った。ほっぺ舐められたしきもいきもいきもい! 

そこからちょっと記憶が曖昧で、何回か吐いてたらB(Aの同期)が部屋に来て助けてくれた。 
その日は早退して、しばらくAとはシフトがあわないようにしてもらったんだけど、メールと電話がひっきりなしですぐにバイトやめてケータイごと変えた。 
後からBにAのことをきいた。どうやら 
「キャラは俺の名前を呼んでくれないが、あの子(私)は俺の名前を呼んでお礼をいってくれた。だから俺の嫁はあの子!」だそうだ。 
後日、未遂だったが、精神的苦痛を与えられたと被害届を出した。
Aはバイトを首になり警察に連れて行かれることになった。

結果示談という形で慰謝料を貰い、Aの親からも謝られた。
私はそいつから遠いところに住む事で今は生き延びている。