修羅場と言うか・・巻きこまれた話です。 
長いのであしからず。 

私 23歳 
友子 23歳 同じ中学 
新郎さん 25? 友子の旦那さん 

先日、中学時代の友人・友子の結婚式があったので行って来ました。 
友人と言っても、中学時代にちょっと遊んだくらいの仲。 
大人になってからは全く交流がなかったので、結婚式の招待状が届いた時はちょっとだけ驚いた。 
でもせっかく招待しようとしてくれたんだし、 
私も彼女の人生の門出をお祝いしてあげたい気持ちがあったので出席することにしました。

そして当日。式の最後・フラワーシャワーの時。 
式に感動した私はちょっとテンションが高かった。 
私「友子ちゃん!!ひさしぶり!!式凄くよかったよ!!本当におめでとう!!」 
友子「あぁ、私ちゃん^^ひさしぶり。相変わらず田舎くさいよね^^ 
えっ!!ちょっとその服何?えっ?!しまむらか何かぁ?だっさ~い♪」 
私「え」 
新郎さん「ちょっと、友子何言ってんの・・・」←気まずそう 
友子「ウフフ♪まぁ、今日はぁ、せいぜい、洗練された空気を感じていってネ^^」 
私「・・・」 

この田舎発言をキッカケに、友子のイタズラが始まる。 
・話しかけても無視される&バカにされるetc、etc 
・輪に入れて貰えない 

お祝いムードとは裏腹に、一人ションボリしてくる私。 

そして、大きな爆弾が投下された。

披露宴の中盤。 

司会者「では、ここで友子さん【親友】の私さんより、お2人へ、素敵な歌を贈っていただきましょう!!」 
私「くぁwせdrftgyふじこl?!?」 
司会者「私さんは、ピアノがとってもお上手だそうですね^^さっこちらへどうぞ」 
ピアノの前まで行かされる。 
どうしていいか解からず、友子の方を見るとニヤニヤしながら近寄って来た。 
私「歌うなんて聞いてない・・・」 
友子「私ちゃん、コレ使っていいから^^頑張って♪ウフフ♪」 
楽譜を渡される。 
なんと友子から渡された曲は激ムズ曲だった。 
しかし幸い、カラオケで何度か歌った事がある曲。メロディや歌詞はわかる。 
弾き語りもやった事がある。 
いい加減、怒れてきた私は「こうなったらやってやる!!」と燃える。

そして。 
間違えながらも、何とか歌いきった。 
すると予想以上に壮大な拍手が沸き起こる。 
席へ帰るときに新郎さんが「私さんめっちゃうまいじゃん感動したよ!!」と言ってくれたが、 
その横で友子が鬼の形相になっているのを見逃さなかった。 

こうして披露宴は何とか終わった。 
二次会には参加するつもりはなかったので帰ろうとすると、 
友子「ちょっと。2次会来るでしょ?」 
私「え、いかないけど」 
友子「いいから来なさいよ!新郎があんたにやってもらいたい事があるって言ってるから!解かった?」 
私「・・・」 

じゃあ、絶対、来なさいよ!と言って友子は去っていった。

仕方なく参加する2次会。(カラオケがついた大部屋で、人数は50人くらいは居たと思う。) 

友子の態度が初めより酷くなってきてる。何かと因縁つけて来るのだ。 
そんな私を不憫に思ってか、新郎さんがコッソリ私に声をかけてきた。 
新郎さん「私ちゃん、友子のやつが迷惑かけてごめん。俺からも言ってるんだけどきかなくって。本当にごめんな」 
私「いいですよ・・・。それより私に頼みたい事って何ですか?」 
新郎さん「え?どういう事?」 
私「あ、いえ・・・。何でもないです」・・・どうやらさっきの発言は嘘だったようだ。

周囲も酒が入ってきて、場も盛り上がりも最高潮の中、カラオケ大会?が始まった。 
もちろん、主役の新郎新婦から。 
曲が流れる。 
その曲は、披露宴で私が歌った歌だった・・・。 
新郎や披露宴に参加組が微妙な顔つきになるも、 
「たくさん練習してきました(ハート)彼のために歌いまぁす(ハート)」 
友子はやる気マンマンだった・・・ 

その曲はフルで歌うととんでもなく難しい。 
私は弾き語り用に短くしたバージョンだったので何とか歌えたが、友子は辛そうだった。 
そして最後の盛り上がりの部分で壮大にコケた。 
すると一瞬静まり返って酔っ払い達が吹き出し、笑い出す。 
友子は顔が真っ赤になって下を向いていた。

でも新郎さんとまともな人たちがすぐフォローに入る。 
新郎さん「友子、がんばったな。ありがとう」 
女子1「友子よかったよー」 
女子2「うんうん、友子オメデトー」 
友子「・・・・」 
新郎「どうした?」 
友子「何で何でなんで!!??感動したって言ってくれないの!?!?」 
ここで場が凍りつく 
新郎「いや、感動したよ、本当に」 
友子「取って付けた様に言わないで!!」 

つかつかと私の方に酔って来る 
友子「こいつの歌の方が良かったんでしょう!?ねぇ!!」 
私「ちょっと、友子ちゃん落ち・・・」 
友子「アンタは黙りなさいよ!!」 

バシャ! テーブルに置いてあったスープ(熱い)をかけられた・・・

私「!あっつい!!」 

ここで新郎さんがキレた。平手打ち。思わず倒れこむウェディングドレス姿の友子 
新郎「お前いい加減にしろよ!!さっきから何やってるんだよ!!そんな性格だったのかよ!!」 
新郎「私さんこっち来て。すぐ冷やそう。」 
行こうとする新郎さんの足を掴んで 
友子「あたしは悪くない!!何でそいつをかばうの??行かないで!!行くなら離婚する!!」 
私「新郎さん、一人で行けますから、大丈夫です。」トイレに向かう。 
友子「アンタ逃げんじゃないわよ!!」 

トイレに駆け込む私。 
ヤケドよりも友子の壊れっぷりが怖く、ずっとガタガタ震えて泣いていた。 
その間も、外は修羅場のようで、友子の絶叫が響いていた。 
私はずっとトイレから出れず一人で篭城していた。

1時間くらいそうしていたら、急に向こうが静かになった。そしてトイレに人がやって来る。 
新郎さん「私さん、ヤケド大丈夫?」 
私「大丈夫です、本当にごめんなさい、ごめんなさい」 
新郎さん「友子は親に連絡して引き取って貰った。今日は話できる状態じゃないから。申し訳ないけど皆にも帰って貰った。」 
私「ごめんなさい、ごめんなさいごめ・・・・」 
新郎「私さんのせいじゃないよ。本当にごめん。とりあえず今から病院行こう。」 
私「大丈夫です・・・」 
新郎「じゃあ、とりあえず家まで送っていくから。出てきて。」 

新郎さんとタクシーに乗って帰る。 
新郎さんはずっと自分の親らしき人に電話を掛けていた。 
家に着くと、わざわざ新郎さんが私の親に事情を説明をして、謝罪をしていた。 

新郎さん「私さん、今日は本当に申し訳ない事をしてしまった。謝って済む話じゃないけど、これ受け取って。」 
病院代とクリーニング代をくれた。 
新郎さん「じゃあ、何かあったらまた連絡して。友子には絶対に謝罪しに来させるから」 

そう言って新郎さんは帰って行った。