不本意な成り行きですが放置子撃退できた話です。

電車で2駅ほど離れたところに住む友人が、パートを始めるっていうんで
( ´_ゝ`)フーン  と話を聞いてたが、ふと
「子どもどうするの?(3歳女) 預け先は?」
と聞いたら、泣きべそ顔で「まだなの」と言うから、
「結構託児所とかいっぱいなんだ?」(私は小梨なので何も知らん)と聞いたら、
「だって有料なんだもん。パート代右から左にそっちへ払っちゃうのも...」
たしかにわからなくもない。でも、もうパートは決まったのでは。
急にイヤな予感がしたので、その話はここまでにしようと思ったけど遅かった。 


「来週の月曜日から、朝9時にそっちに寄るね?パートは3時までだから、買い物
して4時ごろ迎えにいくから。ほんと、お願い。あんたしかいないの」
それは困る。困りますよ。
「でも~ 私子どもの世話できないの、マジで。それに、日中ずっと家にいなきゃ
いけなくなったら予定も制限されちゃうからゴメン、あまりやりたくないんだけど」
というと、以下のような言葉を怒涛のように返してきました。
「ずっと家にいなくてもいいから。というか、公園とか買い物とか連れてってやって」
「世話なんて大げさな。トイレ自分でできるし、スプーンもってご飯も食べるよ。
昼ごはんと、ちょっとお散歩と、昼寝だけなのに、できないはヘンでしょ」
「予定が制限っていうけど、結婚して子どもがいたらそんなの普通だと思うけど?
私は今まで、ずっと制限の中で生活してきたけど、やってこれたよ?」
知らんがな。と言うか私は、彼女の人格が崩壊したんじゃないかと驚きました。 

「あ~ゴメン、でもホントに預れないの。役に立たなくてごめんね。無理」
ちょっと非情な気がしましたが、話を打ち切りにしました。
ここまで、私が彼女の家を訪問した時の会話です。その帰り際、
「明日(日曜日)、そっちの町に用事で行くから、もしかして寄るかも~」
と言うので、いいよ~と言ったのです。
翌日の午後、彼女から「今から寄る」と電話があり、実際来たのですが、何と
ダンナと子ども付き。ダンナに布団やら着替え等と思われるもののバッグやらを
持たせています。立ちくらみがしました。あちらのダンナが
「ご無理お願いしてホントすみません。助かります。女性の友達って、団結強いんですね。
ホラ○ちゃん、明日から毎日このお家でママを待ってるんだよ。ママお仕事だからね」
かなりムカついたので、子どもの前ではありましたが
「その話、お断りしたつもりだったんですが」と言いました。

すると彼女は猛反撃。
「何で今急にそんなこというの?困るって言ってるじゃん」
オイオイそれは100%私のセリフでは。さらにダンナも加勢。
「ほんの少しの時間を、お借りすることができないんでしょうか?お願いします」
朝9時から午後4時までが【少し】ですか?そんなアホな。それに借りるって普通返すんだぞ。
玄関先でもめているのを察して、ナニナニ?と奥から家のダンナが出てくると、突然
「じゃっ!そういうことで。明日からよろしく」
と、布団その他を置いて、3人は脱兎のごとく立ち去りました。
出てきた旦那に、「どうしてそんなこと引き受けたんだ!」と怒られ「引き受けてない!」
と言ったところ、彼らが家に着いた頃俺が電話してやる、と言ってくれたので、
やったこれで断れる、と安堵しました。
しかしその日の夕方~深夜にかけて、家電にも携帯にもどっちにかけても出ない。
ついに旦那の断り爆弾は、投下できずじまいでした。 


翌日(月曜)の朝9時。来ました。「ピンポ~ン」→ドアを開けると、子連れの友人。
「だから、無理って言ってるでしょ!」ほとんどキレてる私に、
「じゃあここに連れてきたこの子、どうするの?その辺に放るの?本気?
自分の布団もタオルもあるお部屋が目の前にあるのにはいれないの?マジで?」
と彼女もけんか腰。こっちも腹が立ち、言い返そうとした時、台所でタイマーがピピピ。
(卵をゆでていたので)
止めるために一旦部屋に入り、即座に出てきたら...子どもを残して彼女の姿は
ありませんでした。 

携帯に電話とか、一応してみましたがもちろん出ない。本当にムカつきますが今日は
仕方がない、と子どもを家に入れ、冴えない一日を過ごしました。
子どもが食べるものなんてわからないから、うどんを作ってみたけど食べない。ゆで卵
もだめ。冷蔵庫にあった出来合いの茶碗蒸しをあたためてみたら、やっと食べてくれた。
(具は全部残したけど)
うちの貧弱な冷蔵庫にはもう他にはありません。スーパーに一緒に行って買い物して、
帰ったらmy布団でお昼寝。子どもの手前、穏やかにしてましたが内心絶叫しそうな
くらい腹が立ってました。 

約束どおり4時過ぎに友人(放置親)が帰ってきました。気分的にもう限界だったので、
ドアを開けるなり「明日からは預らないから。連れてきたってダメだからね、絶対」
と言ってやりました。彼女は無言で、帰るために出てきた子どもの手をとりましたが、
起きたばっかりなのでフラフラしていて歩く気ゼロ。
「あのさあ、4時に来るって言ってあるんだから、3時くらいには起して、遊ぶなりおやつ
食べさせるなりして目を覚まさせといてよ。悪いけど夜は連れて帰るから。
お泊まりさせる作戦なんかやったって無駄だよ」
↑どなたかこの言い分を私のために翻訳してください。
こちらの言い分は一切聞かず、子どもを連れてサッサと帰ってしまいました。

明日からは絶対来させないようにするために、8時ごろ帰ってきた旦那に頼んで一緒に
布団の類を返しに行こうとしていたら、彼女から電話があり、唐突に問題が解決しました。
「今から荷物取りにいく。うちの子、明日からは連れていかないから」
そして現れた彼女は、うちの玄関先で、旦那も居る前で一気に不満を爆発させました。
「小さい菓子パン1個と茶碗蒸ししかあげないで、おなかすかせてるのをただ見てたの?」
「すごく暑かったのに、一度もシャワーさせてくれなかったの?」
「お話も遊びも、公園も、何もなかったって言ってるけどホント?」
「いくら私に怒ってるからって、子どもを虐待して仕返しするなんて陰湿としか思えない」
虐待なんてつもりはさらさらなかったことを、どんな風に言おうかと思っていたら、
「人の努力を踏みにじることばかり考えてるなんて、人としてどうかと思うよ」
?????電波?????
でも彼女はとにかく、布団やら荷物を車に積み込んでいくので、ここはなんとかそのまま
帰ってもらうことにしました。旦那と二人、呆然と見送りました。

言っていたとおり、翌日から彼女は来ませんでした。
落ち着いた頃に、子どもをいじめる気はなくて、単にやり方がわからなかっただけだと
説明しようと思いましたが、2度と私からの電話に出ることはありませんでした。

その後、子どもをどうしたかというと、痛ましいことですが私たちの共通の友人のところ
に押し付けました。最初は保育料を払うようなことを匂わせて、結局踏み倒したようです。
こんなに人間関係を破壊しまくってまでパートやお金にこだわることがちょっと理解
できなかったのですが、後日、離婚して子連れで家を出たと聞いて少し納得しました。
その資金を必死になって貯めていたんじゃないかな、と。
で、その意図をダンナにも隠して、協力させていたんじゃないでしょうか。
もう連絡がつかないので、彼女に人でなしと思われたまま(多分言いふらされてる)
なのは不愉快ですが、1日ですんで本当によかったです。一年以上前の話でした。