3年ほど前の出来事ですが 

中学校で英会話を教える仕事をしていた自分(当時21歳)。 
ALTとしてカナダから来ていたカナダ人講師(当時23歳)に 
何故か気に入られたらしく、しつこく番号とアドレスを聞かれる…。 
が、強引な態度がキモかったし、仕事仲間の人とはあまりベタベタした関係に 
なりたくなかったので断固拒否していた。

しかし学年主任が勝手に私のアドレスを教え、以来長文メールの嵐。 
1回も返事を返してないにも関わらず、1日平均20件。 
内容は「僕が日本に導かれた訳がようやく分かったよ。君に逢う為だったんだ。」とか 
「君の髪に触れたい。君の全てにキスしたい。君の視界にいつでも入っていたい。」とか 
「君の事を25時間考えているよ。1日は24時間しかないって? 
それくらい君に夢中って事さw」とか 
そういう背筋が寒くなるような台詞が延々と英語で綴られてました。 
職場では、職員室や授業中に目が合うとウインクしてくるOeeeeeeeeee(ry

たまりかねてある日「あなたの事は何とも思っていません。 
仕事に支障をきたすのが嫌なので 
これ以上プライベートなメールは送ってこないで下さい。 
聞き入れて頂けないのなら○○先生(教頭)に報告します。」と返信した。 

すると奴は「知っているよ、日本人女性はとってもシャイだって(顔文字でウインク)。 
君のそういう所がとても好きだよ(ハート)。日本人女性は外国人男性が 
とても好きだって事も知ってるよ。僕は、僕と君とのmix baby(ハーフの事ね)を 
想像するだけでとても興奮するんだ。」と言ってきた。 
この人は基地外だと判断。会話をすればするほど泥沼になっていく気がしたので 
即効会話拒否、その後は一切返信しなかった。 

その後もメールは毎日続き、そのうちどこから番号入手したのか不明だが 
電話もかかってくるようになった。1回も出てないのに1日着信30件弱。 
仕事も忙しかったし、元々携帯放置主義だったので 
なるべく気にしないように放っておいた。 
職場での仕事に関する会話は普通にしていたが 
食事や遊びの誘いはことごとく断った。奴と関わりのある人からの誘いも 
念のため全て断っていた。


さっさと縁を切りたかったのですが、なにせ仕事仲間で毎日顔を合わせなきゃいけない。 
しかも当時職場で私が一番年下の下っ端だった為、何か問題を起こしてしまう事を 
自分自身怖れていたのもあり、とりあえず出来るだけそいつを避ける事くらいしか 
出来ない日々が続く。 

とにかく我慢の日々だったが、幸いにも私は非常勤勤務だった為、 
奴が来て3ヶ月ほどで任期満了となり、その学校での職務は終了となる予定だった。 
が、勤務終了まで1週間ちょっとになった時、奴のせいで溜まったそれまでのストレスで 
胃腸を壊し2日入院、仕事を計3日休んだ。 

退院後、携帯の電源を入れてみると、奴からのものすごい数のメール。 
全部は読んでいないが、たぶん100件近くあったのではと思う。 

最初の方は例のごとく自分に酔って一方的に愛を語る内容のメールだったが 
最後の方になると、「君は本当に入院しているんだよね?もしかしたら嘘を付いて 
誰か他の男といるんじゃないかと想像したら気が狂いそうだよ。」 
「ああもう何日君の姿を見ていないだろうか…君に逢いたい死にそうだ」 
「僕は決心したよ。来年この仕事が終わってカナダに帰る時、君を連れて帰るよ。 
もちろんいいよね。もう両親にも話してあるんだ。婚約者を連れて帰るって言ったら 
喜んでたよ。」など暴走した内容のメールが。

さすがに本気で怖くなり、3個上の英語の先生(女)に相談。 
そしてその先生のアドバイスで一緒に学年主任に相談。 
学年主任はアドレスを教えた責任を感じてくれたらしく 
色々対策を考えてくれ、あと1週間だし仕事内容も出来るだけ 
奴とかぶらないようにしてくれた。 
そして私の授業中には学年主任が監督として参加してくれたおかげで 
奴は話し掛けてくることが出来ず。 

無事に勤務最終日を迎え、家に帰ると私は奴に 
「もうこれであなたと関わる事は二度とありません。 
今まで仕事の関係で言えませんでしたが、本当に気持ち悪かったし迷惑でした。 
もう誰にも迷惑をかける事がなくなるので、やっとあなたを着信拒否・ 
メルアド拒否できます。さようなら。」とメールを送った。

その直後、奴を着信拒否しようとした瞬間、奴からメールが入ってきた。 
もう既に狂っていて「うぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお 
君は何故僕をbmgkGNSs9lfddvふじこJK愛してる愛してる 
愛してる愛してる(ry」 
というような内容がメールを開くのも追いつかないくらい次から次へと入ってくる。 
やっとの思いでメルアド拒否すると、向こうがアドレスを変えてまた送ってきた。 
執着心にかつてない恐怖を感じ、何でもいいからと慌てて自分のアドレスを変えた。 

すると今度は着信の嵐。 
着信拒否しても履歴は残るので、3件、4件、5件…と、どんどん増えていく履歴を見ながら 
もうこれで終わったんだとちょっとホッとした。 

1ヶ月もすると奴からの着信はほとんどなくなり 
私もしばらくして新たに他の市の学校に仕事に行き始めた。 
2ヶ月もすると奴の事はすっかり忘れ、毎日が平凡に過ぎていた。

しかしある日仕事から帰ったとき、同居してる祖母からの一言で私は凍りついた。 

「おかえり。なんかね、今日自転車に乗った外人が○○(私の名前)っていう女の子を 
探してるとか言って、この近所をだいぶ長いことウロウロしとったみたいよ。 
まさかあんたの事じゃなかろうね?」 

結局奴がカナダに帰るまで、逃げて隠れての落ち着かない日々でしたが 
何とか大丈夫でした。 
しかしどうやって住所調べたんだか未だに謎です。