就職して2~3年目頃の話。

ある日会社にどこだかの会社の人事の人が訪ねてきて自分の勤務態度や素行を教えてほしいといってきたそうな。

対応した人事の人達は内緒で就活してやがったのかと激怒。

総務のお局様がニヤニヤしながら

「○○さ~ん××社から人が来ちゃったわよ~」

と何も知らない自分を呼びに来たので何のこっちゃと思いながらとりあえず呼ばれた応接室に行った。


知らないおじさんとゆでだこのように怒りまくった自社の人事のえらいさんが待っていた。

「○○君はまじめによく働いてくれてると思っていたが、影で転職活動をしていたのかね?」

ときかれたが、そんな事実は無いので

「そんなことしてません」

と答えたのだが、人事のえらいさんは疑いを解いてくれない。

だが、知らないおじさん(××社の人事の人)が自分の顔を見てるうちに

「あ?あれ?○○さん?あれ?あれ?」

と言いだし持ってきた履歴書らしき書類と自分を見比べている。


自分はそのおじさんを全く知らないし××社の名前も知らないから

「失礼ですが、どちらの方でしょうか?」

「○○は私ですがどなたかとお間違えでは?」

ときくとおじさんは

「顔が違いますねぇ…」

と困ったような顔をする。

で、自社の人事のお偉いさんが××社の人事のおじさんが持ってた履歴書を

「ちょっと拝見」

と受け取って

「なんじゃこりゃ~!こいつは△△(横領で懲戒解雇になった先輩)じゃないか!」と…

自分もその履歴書を確認させてもらったが、名前と住所は自分の物で、電話番号や本籍地が違う。

学歴職歴ももちろん違うのだが出身大学だけ自分の所が書かれていた。

人事に保管してあった自分と△△先輩が入社したときの履歴書を××社のおじさんに見せて△△先輩がなりすましを図ったことを自社の人事と××社のおじさんに納得してもらったが転職は会社に対する裏切りと考えるような中小企業だったから、疑いが晴れるまでの人事のお偉いさんの怒りに燃えた視線とその場の重苦しい空気に内心大修羅場だった。