4年ほど前の話。 
ちょっと後味悪いです。 

俺が仕事を終えて会社から駅へ歩いている時、 
60歳くらいの男性が「すみません」と声をかけてきた。 

そして「家族に連絡したい事があるのですが…生憎、携帯電話を持っていませんでして」と言った。 
俺は一瞬迷ったがその男性に携帯電話を貸した。 

そうしたらその男性は「聞かれたくない話なので!」と言って、 
ビルの裏の方へ早足で歩いていってしまったw 

おいおいヤバイ人か??と思って追いかけようかとしたが、 
その人は丁寧な話し方をする割に何故か威圧感があったので追いかけられなかった。 
俺も自分で根性が無いと思う。 
俺がどうしようかと思っていたら、 
1分も経たずしてその人は満面の笑みで戻ってきた。 

しかし、その翌日から迷惑メールとセールスの電話がこれでもかというほど来た。 
携帯電話を貸した際にメルアドと電話番号を見られたとしか考えられなかった。 

俺は数日後、この際なので携帯電話・メルアド・電話番号を全て変えたわ。 
丁度、携帯電話をそろそろ新調しようと思っていた頃だったので。


しかしそれから数週間後、運が良いのか悪いのか会社帰りにまたあの男性と会ってしまった。 
そうしたら前回とまったく同じ台詞で俺に声をかけて来たので驚いたな。 
俺の事を覚えていなかったようだ。気味が悪いほどの偶然だと思ったわ。 
俺は今回は断ろうかと思ったが、 
その男性がどうするのか見てみたい気持ちもあったので、携帯電話を貸した。 

そしてビルの裏の方へ向かった男性を追いかけたら、 
案の定、携帯の画面を見てメモを取っていたので、俺は「何してるんですか」と声をかけてみた。 
そうしたら男性は飛び上がらんばかりに驚いて、 
俺の携帯電話とメモをそこら辺に放り投げて逃げて行ってしまった。 

それ以来、俺の会社帰りにはその男性は出没していない。 
かなり唖然とする出来事だったし、個人的にはかなり修羅場だったわ。