義母がいよいよ・・・という時を迎えている。

医者からもういつお迎えがきてもおかしくない状態と言われてから半月、危篤になっては持ち直し、又危篤になっては持ち直し、なんだかよく知らないけど、とりあえず今は安定している。


義母本人は目が覚めていてもボーッとした感じ。

私と義母とは確執があった。

夫とは同居結婚だったんだけど、結婚して2年目に流産してからその後子供に恵まれることがなかった為、流産させたことをずっと責められていた。

それで鬱になって、義父の勧めもあって別居することにした。

夫は常に私の味方になってくれたし、義父もよく盾になってくれたけど義父が亡くなってから義母が目に見えて大人しくなり、ある日手紙がきて

「私子が流産したとき、酷いことを言ってしまって申し訳ない。同じ女として私子の気持ちを一番に理解してあげるべきだった」

と謝罪されそれからは、義父の月命日には夫婦で義実家に顔を出すようになり、それまでのことは水に流して、別居は継続しつつも普通に付き合うようになった。

5年前、義母が健診で癌が見つかったのを機に同居再開。

入院→退院→転移→入院→退院→転移を繰り返しこの5年一生懸命尽くしたつもりだった。


だけど一ヶ月ぐらい前に義母が病床で不幸な人生だった、孫の顔を見る事も抱くこともできなかった、たった一人の息子には家を出て行かれた、最愛の夫は嫁の味方だった、と独り言のようにブツブツとつぶやいていた。

その時は意識がちゃんとあって、私がそばにいることも理解していたのでまるで遺言のように私に聞かせるように話していた。

それがものすごくショックだった。

思わず病室を出てトイレで泣いてしまった。

たまらなくて夫に話したら、最期は自分が看取るからおまえはもう病院に行かなくていいって言ってくれたけど、それをすれば今まで頑張ってお世話してきたことが無駄になるような気がするし後味が悪くなって一生引きずるような気がして、やっぱり行ってしまう。

行ったら行ったで義母の顔を見るとまた言われるんじゃないかと思ってビクビクしてしまう。

その繰り返し。

和解したと思っていたのは私だけだったのか。

悔しい。

憎い。

黒い種を心に植え付けたようだ。

これが義母の最後の復讐ってことなのか・・・。