これは友人の話であり、私はその経緯を一部始終見ていただけの者です。

先に言っちゃうと、浮気騒動に法的に復讐した話で、すごく現実的で、それ程華やかな復讐ではないですし。


似たような、いや更に上を行く復讐は過去にも沢山あったかもしれません。

そう言った点では物足りない報告かもしれませんが、色々勉強になったので書き込ませて頂きます

(身バレ特定回避の為、地味な部分は設定に若干嘘を混ぜましたが、大筋は現実の話です)


女友達Aは同じ会社内で出会った別の部署のBと結婚しました。

AはBより入社が早く、幹部の座につき、Bより年収も良く、Bは元から若干の引け目は
感じていたようです。

しかしAは田舎育ちで化粧もロクにしない為どこか垢抜けず浮いた話のない女性で、Bはそこそこにイケメンでプレイボーイ然としていましたから、BがちょっとモーションをかけたらAはイチコロでBのものとなり、Aは文字通りBにぞっこん状態で、何もかもを差し出しました。

AもBも家柄はそれなりであり、Aの押しで結婚へと相成り、決してデキ婚という浮ついたものでもありませんでしたが、Bはどうも最初からあまりノリ気ではなかったが、家族の説得などもあり結婚に踏み切った、というのは後で聞きました。

(それに加え二人共当時は30手前で、お互い結婚は体裁的にも妥当であった、という雰囲気でした)

しかし結婚後間もなくで二人の結婚生活には暗雲が立ち込めました。

Aはそれまでと変わりなくBにぞっこんで、しかしBは段々Aから気が無くなり、二人は子宝にも恵まれず。

Aは仕事を続けながら家事もこなし、女性にとっては辛い不妊治療にも取り組んでいました。


そんな中、ある日AはBの浮気を疑う事実を色々と発見してしまいました。

Bの部署のみで行われる飲み会のあった日には、帰れないと連絡してきましたが、実際には早々に引き上げていなくなっていたのに帰らなかった、等色々です。

その後、Bの部署に最近入ったCという新入社員の女性と親密だという噂を聞きつけ、それまでに壊れかかっていた心が完全に壊れてしまい。

Aはうつ病に陥り、会社にもまともに出勤できなくなり、しかしBのAに対する態度は日増しに冷たくなっていきました。


Aはある時決起しました。

まずはAは探偵を雇いました。

BとCの浮気調査をお願いすると、見事に浮気現場の撮影に成功したのです。

(ハレンチにも青姦だったそうです)

(しかしその撮影までにはなかなかに時間も費用も要し、二人の収入や貯金を鑑みても、かなりの出費となったと聞きました)

しかもその上、BとCの最悪な言質まで押さえられたそうです。

B「Aなんて金ヅルみたいなもん。勿論愛してないが、体裁的にはこの結婚は悪くないw」

C「Aさんブスだしね。稼ぎがなかったらなんも残らないよあの人w」

Aは悔しくて苦しくてパニック発作まで発症し、ついに会社を辞めざるを得なくなった。

あの頃のAは見ているだに痛々しい程にやつれた。

そしてAは絶対の復讐を誓い、弁護士を雇った。

BにもCにも、まさか探偵にも、その頃には既に弁護士まで雇っていた、というのを億尾にも出さず。
ある日突然Cに対して浮気による慰謝料裁判を申し立てた。

BもCも晴天の霹靂、勿論二人は認めなかったし、Cはまさか証拠写真まで押さえられてる事も知らず、弁護士を雇って対抗してきた。

Bもまた、まさか証拠を握られてるとは思わず、厚顔無恥な真似はよせ!とAを牽制した。

しかし当然の事ながら証拠のあるAは強く、見事に裁判に勝利し、Cに大打撃を与えた。

Cは二度とBに近付かない念書まで取らされ、尻尾を巻いて逃げ出したという表現通り、裁判以降Bに近付く事もなくなった。

一方Bは己の失態が会社中に知れ渡り、直属の上司らと会議の結果、左遷される形で、今よりもっと待遇の悪い地方に飛ばされる事となった。

(Bも既に社員として長く、一応の昇進も経ているのと、再就職の目処が立たず、辞められなかったので、会社としては最大限の配慮だった)

そして色々条件が揃い、運良くAは再び会社に再就職が決まった。

Bの左遷のせいでAとBは別居を迫られたが、Aは強かった。

Aは一人暮らしを続けながら、Bから婚姻費用という名の生活費から保険料からむしれるだけむしり取り続けた。

Bは一度離婚調停を申請するも、Aは浮気裁判でお世話になった敏腕弁護士を立て徹底抗戦に出、離婚調停不成立に持ち込み、今なお、自分の稼ぎの他に、Bから取れるものを取り続けながら悠々自適な一人暮らしを満喫している。

Bは既に愛するどころか憎悪までする、一緒に暮らしてさえいない実質的に彼女以下の存在に金をむしり取られ自分は極貧一人暮らしという、とんだ疫病神を背負って生きているようなものだ。

Aは言う「万一この別居中に新しい彼女でも出来たら、それはまた浮気として訴えるだけ」

私や何人もの友人や調停に関わった人たちははこう言った。

「気が済んだら、Aもまた新しい道見付けていかないとね。実質破綻してる婚姻関係なわけで、一生続くわけじゃないだろうし」

しかしAは言った。

「ううん、一生でも続けるよ。私達は夫婦、夫婦は一心同体でしょ?私はBを今も愛してるもの」

復讐は成功したが、何か言いようのない恐怖を感じた出来事でもあった。