俺がバカだった修羅場

A子…俺の元同級生 おさななじみ的存在
A彼…A子の彼 DV野郎
カノ子…俺の彼女

俺の元同級生であるA子からある日電話がかかってきた

パニックでアワアワしてたので駆けつけたら
ぶんなぐられて顔腫らして髪もざんばらのA子が部屋でおんおん泣いてた
A子親に連絡しようとしたが
親に心配かけたくないとA子が泣くからとりあえず病院つれてった
行きの車内でA子は「彼氏とけんかして殴られた」と白状したが
「でも私が悪かったの~」と2chで言うところのデモデモダッテ状態だった
医者にも「階段から落ちた」と言い張ったらしい
俺は「そんな男とは別れろ」と言って帰った


翌々日A子からメール
「病院連れてってくれてありがとう。彼氏が迎えに来てくれて、二度としないって泣いて約束してくれた」
はぁ?そんなの信じるのかよと思ってそのままメールにして送ったが
返事はなかった

一ヶ月後、またA子から電話
「足が動かない、立てない、助けて」という電話だった
行ってみたら「彼にロフトから突き落とされた」とA子がへたりこんで泣いてた
さいわい骨は折れてないみたいで捻挫か何か?だった
A子はいろいろ言い訳したが病院側は警察に知らせると強硬だったらしい
てか俺が暴力彼氏だと思われおもいっきり睨まれた
しかしまた「泣いて謝る彼を信じたい」とA子は別れなかった

それからしばらく呼び出されることはなかったが
A子からは毎日10通以上相談メールが来るようになった
俺は別れろ、親に言えって何度も何度も言うんだがA子はデモデモダッテ
早朝だろうが深夜だろうがおかまいなしにメール&電話してくる
内容は彼がああ言ったこう言った、怒鳴られた殴られた浮気された、彼氏の愚痴ばっか

俺も途中から感覚麻痺してきたっていうか
共依存とでもいうのか、なぜかA子を突き放せなくなっていた
A子は気の毒な状況にいるんだから助けてやらないと…と思ってた
当時は仕事してる以外は90%近くA子とメールするか電話するかA子のこと考えてた
カノ子と会ってるときもそうだった

カノ子と会ってるときもA子優先でA子からメールが来ればその場でメール返し
電話が来ればカノ子を待たせて何時間もA子の愚痴を聞き
カノ子がメシ作ってくれてる途中でもA子から「殴られた、動けない」と電話が来れば
カノ子を置いて駆けつけ、病院連れてったりしてた
今思う理解できんが、そのときは
「A子は大変な状況にあるけど、カノ子はなんの問題もないんだから少々ほっといてもいい」と思ってた


そしてある日カノ子に言われた
「私よりA子さんが大事みたいだしA子さんとつきあいなよ」
「はあ?A子とはそんなんじゃねーよ。恋愛感情なんかないし」
「そうだとしても、私を置き去りにしたり、待ちぼうけくらわすのはもうやめて。うんざり」
「おまえA子のこと心配じゃないのかよ?殴られてんだぞ」
「A子さんと会ったこともないし、話を聞いてる限り別れないA子さんの自業自得じゃない」
はああ~?と思った
カノ子ってこんな冷たい女だったのか、と逆上したし幻滅もした。
身の危険ゼロなおまえと、いつまた殴られるかわからないA子を比べたら
A子が優先に決まってるだろ!!と思った
そのときは…

「おまえがそんな女だったとは知らなかった。別れる!!」と言ったらカノ子は黙って出て行った
なぜか俺はそのとき自信満々だった
カノ子が俺と別れられるわけがないと思っていた
A子カップルに変なふうに感化されて女は自分から離れていかないものだとか思ってた

しかしカノ子はその後連絡してこなかった
そのときになってもまだ俺は「こっちから連絡しないことがカノ子へのお仕置きだぜ」とか思っていた
ほんとあのとき俺はどうかしていた
あいかわらずA子の相談メールと電話につきあっていた

そしてある日突然カノ子のいない生活に耐えきれなくなった 
今までA子の愚痴に耐えられてたのは、カノ子がそばにいて 
俺の「A子がまたこんなこと言ってきてさ~」という愚痴を聞いてくれてたからだと忽然と理解した 
ビールがぶがぶ飲んで酔っ払ってから 
「酔っ払っちゃった~ほっといてごめんねハニー」 
とふざけたメールを送って機嫌をうかがってみた 
いつもならカノ子はこういうのでウケてくれるんだ 
でもメールは着信拒否されていた 

カノ子友人にあわててメールしたが 
「カノ子をそっとしといてあげて」と冷たい応対だった 

俺がカノ子のできたて手料理をほっといてA子宅に駆け付けたこと
カノ子誕生日のお祝いをA子の電話一本でドタキャンしたこと(※もちろん後日祝った)
発熱したカノ子よりA子を優先したこと(※覚えてない)
A子の愚痴の吐き捨て場にカノ子と使ったことなど(※当時はそんなつもりはなかった)
全部友人に筒抜けだったらしい
友人のキツイ口調にムカっ腹がたって
「女って細かいくだらないこといちいち覚えてるんだな」とバカな俺は憎まれ口をたたき
電話たたっ切られた
友人がカノ子にすぐ告げ口することは想像できただろうに俺バカすぎる

落ち込んでいた俺にA子から追い打ちが来た
「流行りの授かり婚ってことになりました!二次会の幹事と受付やってくれない?」
え…?
A子超テンション高須クリニック
もう幸福絶頂って感じの文面
A子の話じゃレイプ同然のセックスしかしてなくてそれも殴られながらで怖い、耐えられないって話だったのに

むかついて
「幹事なんかするか。おまえのせいで俺彼女と別れたんだぞ」とメールした
A子の返事
「は??嫉妬?キモ」←この8文字のみ
なぜかA彼氏からも「二度とA子に近づくな」と完全にストーカー扱いした罵倒メールが届いた
ここでやっと自分がピエロ()だったことに気付いた

そして俺は下心で優しくしてたキモ野郎だとA子に言いふらされ
なのに一度も俺に体を許さなかったA子マジできた女!という美談にも利用された
おかげで同窓会にも行けなくなった

カノ子とはその後仕事の関係で数度会った
前と同じ態度で接してくれた
「やりなおしたい」と頭下げたが
「それは無理」
と即答された

その後何人かとつきあったがカノ子以上の女はいなかった
もしこれカノ子が読んだらカノ子にはわかるだろうな
もし見てたら俺とやりなおしてくれ 
今もきみを愛してます 
携帯番号は変わってません