俺実家は典型的なド田舎の港町で、親父は長男、仕事は半農半漁。
もちろん長男教で膿家脳の糞ウトメ(今は鬼籍)と同居。
親父とウトメはDVが大好きで母親はエネmeだった。


そんな環境に生まれた姉貴、俺、弟の3人兄弟。事件は末っ子の弟が生まれてすぐ起きた。
その理由は弟の外見。弟の髪は金に近く目は青だった。

こんな話狭い田舎じゃ大問題、病院で取り違えた~とか港に出入りする外人が~とか騒がれたが
母親は完全否定、親父の子だ!と言い張るも遠い余所から嫁いだ母親の味方は皆無。
そこに母方の祖父母(以降、祖父と祖母)が呼び出されやってきた。
到着した祖父母に詰め寄りふじこる親父&ウトメに対し祖母が、まずは赤子に会わせろと言い、
すぐに親父が別室から弟を『犬猫みたいに持ってきた』らしい(祖父母はこれを最後まで恨んでいた)。

その弟を抱いた途端『ウチのお父さんじゃないの!』と祖母が泣き出し、
祖父も『まるで生まれ変わりだな!』と喜んだ。
祖父母は幼馴染で、早くに死んだ祖母の父(俺の曽祖父)を知っており、曽祖父は異人さんだった。

今思えば祖母は日本人離れした顔で色素も薄かったが、その娘である俺らの母親は
肌が色白なくらいで祖父似の日本人顔、その母と親父の間に生まれた姉貴と俺は親父に似た
典型的な日本人顔。なのに弟にだけ隔世遺伝ってのが出たらしい。
だが時代は昭和、無教養な田舎者達がそれらの説明を納得する事はなく、両家は揉めに揉めた。

結局祖母がブチ切れた結果、弟は祖父母の籍に入り3歳からは彼らが親として弟を育て上げた。
3歳まで育てたのは、生んだ責任を果たせ!と祖母から母親への命令だったらしく、
その後は小中高の長期休みに1週間会う位で、高卒後は弟と俺実家は音信不通状態だった。
実際、糞ウトメ&両親も弟を煙たがっていたし、弟も気づいていたと思う。

結局3歳以降の弟と俺家はトータルで1年も暮らしておらず家族兄弟という感覚は互いになく、
たまに会う遠い親戚感覚だった。小中高時代の面会?は3兄弟を想っての祖父からの提案だったとか。

実際面会する度に俺らと弟は本当に顔も性格も全てが違い、似た所が無かった。
弟の髪は成長につれ色が濃くなり最後は焦げ茶、肌は日焼けで赤黒く、2m近い長身に外人の骨格、
対する俺は168cm姉貴は152cmの日本人体系。

脱線するが顔に関しては、弟は当時ボンジョビ似とか言われ(本人は竹内力と主張)、
俺の2人の娘が言うには城田優(上娘)、玉山鉄二と坂口憲二のハーフ(下娘)らしい。
兄貴の俺は、若い頃はモデルの鈴木一真似を自称していたがつぶやきシローだと皆に笑われ、
今では頭皮環境も含め温水洋一だと言われる・・・。
ちなみに姉貴は『井川遥ちゃん似って書いとけ』らしいが、俺的には事故って太った古瀬美智子だ。

結局、この騒動はそれなりの修羅場だったと思うがここまでが前提、これからが本当の修羅場だ。

その後それぞれ成人し年頃の姉貴の結婚が決まった当時90年代。同居回避した姉貴は、婚約者と2人で
新居用の家具家電選びに出かけたところ、何故か彼母がいきなり同伴。
姉貴の希望無視して勝手に選ぶ彼母を、婚約者は諌めるどころか『嫁なんだから生意気言うな、素直に聞け』
と関白宣言。一気に冷めた姉貴はすぐ婚約を解消し、相手がごねるも仲人を介して破談になった。



にも拘らず相手希望で専業になるため退職済みだった姉貴に、しぶといロミオ攻撃を続ける元婚約者。
流石に姉貴も精神的に参ってきた所、音信不通だった弟から連絡が入った。
事情は聞いたからしばらく遊びに来れば?と呼び寄せ、姉貴も喜んで弟宅に逃げ込んだ。
弟は地下鉄を出て数分の商店街の真ん中にある古ビルに住んでて、1階がガレージで上3階住居な家に
一人暮らしだった。そこで暮らす内に姉貴も回復し弟の紹介でその街に就職して人生再始動した。

婚約破棄から2年位過ぎたある日、姉貴が帰宅しガレージ横の玄関を開錠と同時にガレージから弟が
ゴミ捨てに出て来た。そのまま飲み行く事になり弟がシャッターを閉めつつ姉がゴミ捨てに行ったら、
ゴミ捨て場の姉貴に後ろから『ちょっとあんた!』と叫んだキチ婆がバッグからハンマー取り出し、
姉貴めがけて襲いかかった。
姉貴がとっさに両腕で防ぐも指2本骨折、止まぬ襲撃で鼻、側頭部、腕、肩などに打撲と多数の裂傷。
キチに気づいた弟がとび蹴りでキチを数m蹴り飛ばし、倒れたキチとバッグからこぼれた凶器の山。
キチはすぐ起き上がり奇声をあげ再突進。その左手に包丁が追加されるも、弟が蹴りで武器を掃い、
腹に前蹴りで屈ませ顔面に膝蹴りを見舞いやっと取り押さえたらしい。
通報で警察と救急が到着し、姉貴に応急処置をする中、そのキチの身元が判明。姉貴の元彼母だった。

キチの言い分は『田舎で嫁(姉貴)に逃げられ悪評が立ち見合いすら来ない、母ちゃんが悪い!と息子が責める。
だが近所の噂で元嫁が余所で幸せらしいと耳にした。噂を辿り元嫁は遠縁の○○家にいると知ったが、
元嫁の苗字は□□で○○じゃない!元から二股でウチの息子捨てて結婚したんだ!許せん!』と逆上し、
興信所使って○○の住所を手にしたようだった(元彼が手配したらしい)。

○○家ビル(弟宅)周辺で聞き込みしたら近所の評判もよく身長差カップル(本当は姉弟)で有名、
人気者夫婦許せん!成敗してやる!と仇討ち?を決心したらしい。
ちなみにバッグいっぱいの凶器は田舎から持参してて、2人とも殺す気だったらしい。

元彼親子が弟のこと知らなかったのは、事情が面倒だから姉貴が話してなかったから。
確かに俺の時も上手く説明できなかった・・・。
弟の音信不通は海外に進学と就職してた様で、姉貴が婚約破棄する少し前に帰国したんだとか。
今じゃ笑い話にする位姉貴も吹っ切れて傷跡も殆ど目立たないし、とっくに幸せな3児の母だ。

簡潔にしたつもりだが、それでも長くなった。
おっさんなりに頑張ったから駄文なのは許してほしい。
その後も年下なのに姉貴と俺を何かと助けてくれた弟の1周忌が近いので追悼カキコ。