私子
彼子
彼兄

私子と彼子は女性だけど恋人。
私子は同性愛者ではないけど男性が苦手、
彼子は性同一性障害で中身は男の人。
楽しく過ごしてました。

ある日一人暮らしの彼子の家でいちゃついてたら彼兄が来た。
軽く挨拶して奥に引っ込んでいた。
それ以来何度も何度も彼兄が家に来るように。
手土産を持参し「よかったら私子ちゃんにも」と
私子が奥に引っ込んでいても出てくるまで待ち続ける。
渋々出てきたらしつこく話しかけてきて、
質問責めしてきたり仕事できるアピールや面白いアピールしてきたり。
彼子を貶めながら私子を誉めてきたのが一番いらっときた。

明らかに私子目当てなのがわかったので、
私子の部屋で会うようにしたら彼子に彼兄からの電話がかかってくるように…
「私子ちゃんが好きそうな~を見つけたから云々」といらんお世話。
そして彼子に仲を取り持つようにしつこく要求。
彼子の了承を得てから電話に出て、
「友達と遊んでる最中下らない用事で邪魔しないでくれません?」
ときつく言ったら何故か告白された…
「彼氏居るし、居なくてもあんたなんかと絶対付き合いたくない」ときつくふっといた。


そして楽しくデートの続きをしてたら急に彼子がと叫んで後ろに引っ張られた。
彼兄が彼子の髪を鬼のような形相で引っ付かんでいた。

「二人で俺を馬鹿にして!」
とわけわからんことを叫んで彼子を床に叩きつけマウントポジションで彼子をタコ殴り。
大声で店員を呼びつつ彼子をかばって殴られる私子。
お互いがお互いをかばいあいながら店員が止めに入るまで彼兄に殴られ蹴られ続けた。
店員と警備員に止められても罵詈雑言はく彼兄。

身内ということでお店に謝罪をし、
双方の親を呼び病院によってから帰ることに。
一番近くにある彼子の部屋に行き話し合い。
彼子父は彼子の性のこと初耳、彼子母は知っていた。
私子両親は彼子ごと認識済み。
彼兄は最初暴言吐いたり「俺は騙されたんだ」
と彼子母に泣きながら訴えてたが、
彼子父に「騙されてた?何をだ?二人がどこで彼兄を騙したんだ?
それがどうして彼兄を騙したことになるんだ?」と天然で聞き返され押し黙った。

「女の子二人に暴力ふるうなんて!!」
と私子両親が怒り狂い、彼兄を訴えることを宣言したところ彼兄土下座。

慰謝料治療費彼子引っ越し代などを一括で出させ、
二度と近寄らない等念書を書かせた。

彼子に散々謝られた。
「彼子は悪くないよ!私子が可愛いのが悪いんだよ!」と言い続けて終息。

その三ヶ月後彼兄とばったり会った。
馴れ馴れしく話しかけてきたけど、私子ガン無視。
「レズきも…」とぼそっと捨て台詞はいてて気持ち悪かった。

彼子に言うか言わないか迷ってる最中。