私子:20代前半
彼男:20代後半

私と彼男は同じ職場で付き合って1年半。
一人暮らしの私が体調を崩し、飼っていた赤ちゃんの犬の世話ができないので、1週間ほど彼男実家で預かってもらうことに。

もともと犬を飼うことには彼男も賛成で、私子の仕事が忙しいのでできるだけのことは手伝うと言ってくれていた。
一週間後、彼男にもう体調も戻ったし、犬を連れてきて欲しいと伝えたが、一向に犬は帰ってこない。
何度も催促をすると、彼男実家から召集命令。
初めて彼男の実家に呼ばれ(もともと彼母は私との付き合いをよく思っていない。)、驚きながらも伺うと、にこやかな彼母。
彼母「いらっしゃい、私子さん。」
私子「先日は体調を崩し、犬の世話をお願いしてしまい、申し訳ありませんでした。」
彼母「いいのよ、全然。気にしないで。でも彼男から聞いてるんだけど、私子さん、お仕事忙しいんでしょ?子犬ちゃんにも一人ぼっちはよくないし、もうしばらく預かるわ。結婚したら引き取りに来ればいいしww」
私子、目がポーン。


私子「え??結婚するの??」
と、彼男をみると彼男はニコニコしている。
彼男「母さんもこういってくれてることだし、もうちょっと好意に甘えときなよ。」
私子、もう飛ぶ目玉も無い。
私子「ちょっとよくわからないんだけど、結婚の話とかも初めて聞いたし、第一、彼男さんは貯金もまったくないし、私からの借金もあります。こんな状態では結婚は出来ないですし、犬も連れて帰ります。」
彼母「彼男から聞いたんだけど、私子さん、若いのにちゃんと貯金してらっしゃるそうじゃない。あなたのお金は結婚したら2人のものになるんだし、そのお金で結納も(?)結婚式すればいいじゃない。」
彼母と彼男はずっとニコニコ。
え、私だけがおかしいのか?と誤解するような空気に。
私子「私は自分の貯金は彼男さんと結婚するために貯めたものではありませんので、結婚資金に使うつもりはありません。子犬も返してもらいます。」
それだけ言い、犬と帰ろうとすると、彼母が壊れた。
彼母「せっかくあんたなんかにはもったいないほどの彼男との結婚を認めてあげたのに!子犬の世話までしてあげてるのよ!とにかく子犬ちゃんは返しません。教育上よくないわ。返して欲しいのなら彼男と結婚してもらいます。」
私子「結婚は自分の意思でしますし、子犬は私が10万円で買いました。なんでタダであなたにあげないといけないんですか?意味が分かりません。」
彼母「くぁwせdrftgyふじこlp!!」
彼父「やめないか!もういいだろう、彼母!!」
収拾の付かない壊れっぷりの彼母を見かねて、彼父が一喝した。

彼父「だから片親の女はやめておけといったんだ。私子さん、もうお帰りいただいて結構です。あとは家族で話し合います。彼男との今後の付き合いについては家族会議終了後彼男から伝えさせます。」
と、訳の分からないことを言い出した。
私子の親は離婚で片親だったが、まさかそのことをこんな風に言われるとは思ってもみなかった。
彼母「いやよ!前の彼女は彼男が顔だけで選んできた無職女で、今回はやっとちゃんとした職についていて、彼男より収入も多い子を見つけてきたと思ったのに!」
彼父「片親の女なんてだめだ!お前(彼母)との結婚でよく分かった!彼男にはおんなじ気持ちは味わせん!」
実は、彼母も片親で、彼父はずっと親戚一族にそれを負い目のように感じていたようだった。
彼母は親戚中からないがしろにされ、彼父は仲裁に入ることもなくほったらかし、それで心身ともに病んでいった彼母を彼父は「片親だからおかしくなった」と思っていたらしい。
そんな家族とは一秒たりとも一緒にいたくないと思い、犬を連れて帰宅。(そのとき、彼母は「せめて子犬ちゃんだけは!」と彼母がすがっていたが、無視。)
彼男の荷物すべて彼男実家に送り返し、彼男職場に合鍵を帰してもらいに突撃し、着信拒否&メアド変更。
荷物送り返すときに復讐として、透明ビニール袋に彼愛用のAVとかおもちゃを見えるようにして送ったww(彼実家はお堅い家で、付き合う前のセックスとかも禁止だった。)
その後も復縁を迫るロミオメールが職場のメールに届き、「君の誕生日に初めて出会った場所で待っているよ。」と書いてあったので、深夜遅くまで一人で待ってもらったww(私の誕生日は真冬)
同期にも根回しし、彼は孤立状態→もともと仕事も出来なかったので地方に飛ばされた。
その後、彼男に彼女が出来たという話は聞いていない。