まだ彼氏とバカップルだったころ(この時点であぁ~ってなるけど。

縁日のくじ引きで当たった割とリアルなモデルガンを使ってのドッキリを思いついた。


彼氏が一人でいる部屋に銃を構えて飛び込み。

「ハート泥棒!逮捕しゅるぅう♪」
とか言ってやろうとかその程度。


で、彼氏の家にアポなしで押しかけ、銃を構えて合鍵でそっとドアを開け、

「手を上げろ!」とわざとドスの効いた声で叫んで飛び込んだら・・・

知らない女と彼氏が裸で、ひとつ布団でいちゃいちゃしていた。


あまりのことに唖然。

彼氏も女も呆然。

しかしひっこみがつかなくなったのと怒りで

頭が変になったのか私は「V.S.O.Pだ。動くな」と、なぜか淡々と芝居進行。

銃火器に疎いせいか、本気でビビる女の太ももや頬を銃の横腹でピタピタ叩いて

「説明してもらおうか」

「腰浮かせろ。ぶちこんでやる」

とか淡々と脅す。

結局「携帯出せ、お前恋人いるんだろ。今電話しろ。別れろ」と命令。

その通りにさせ、

「私を不幸にしたんだから、二人で死ぬまで添い遂げろ。そのくらいの覚悟あってのことだろうが」

と吐き捨てて、モデルガンと合鍵をその場に投げ捨てて部屋を出た。

当時はまるで映画みたいなシチュエーションと「被害者な自分」に酔ってしまい、この話を酔うたびに友達にしまくってた。

余談だが、気づいたら私のあだ名は「軍曹」になっていた。

さらに余談だが、V.S.O.Pが特殊部隊の略称でもなんでもないことも後から知った。