昨日夜ご飯食べに行こうってなって飲食店前で待ち合わせしてたんだけど彼氏が中々来ず。携帯にも出ないし心配してたら、鬼の形相の彼氏がやって来て、鞄を私に放り投げて「先食べてて!」と早口でいいはなち飲食店のトイレへ消える。
閉店時間も迫ってたし先に注文して料理が来ても一向に彼氏は帰って来ない。


料理が来てしまったんで食べてたら、彼氏から携帯に着信。
出てみると涙声の彼氏。
「大変なことをしてしまった。先に帰るよ…ご飯代は後で立て替えるから…」
と。その時は「やっちゃったか~(笑)」くらいにしか思ってなくて、家に帰ったら(同棲中)まあ慰めてやるか、と思いご飯食べ終わって帰ると上Tシャツ下フルチソの彼氏が神妙な顔で正座してた。

彼氏「別れて欲しい」
私「はい?」
彼氏「何も言わず別れて欲しい。というか俺を振ってくれ」
私「wwwそんくらいで大げさなwwwお腹痛かったんでしょwww仕方ないよwww」
フルチソで別れてくれなんで絶対冗談だと思ったし、漏らしたくらいでゲンメツするような乙女(笑)でもないので笑って流してたら、彼氏がおもむろに立ち上がり、ベランダの方へ。
私「ちょwwwパンツくらい履いたら……、!?」
彼氏はTシャツフルチソのままベランダの柵越えようとしてた。


私「何してるの!!」ガシッ
彼氏「別れてくれないなら死なせてくれ!」
私「ちょっまっ、とりあえず近所迷惑だから部屋入って!!」
何とかなだめすかし部屋へ彼氏を入れる。
私「死んだら嫌だよ!てか死ぬようなことでもないし、私なら気にしてないから。誰にだってある事だよ」
彼氏「お前が気にしなくても、俺は俺を許せないよ…俺なんて死ぬべきだ」
私「そんな…」
Tシャツフルチソな彼とコート着たままリビングで膝をつきあう私。その後も何とか説得しようとするも「死ぬ」一点張りの彼。私に迷惑かけたくないから部屋を出ていこうとするのを必死に引き止める私。

今冷静になるとTシャツフルチソで家出てたら死ぬ前にK察にご厄介になってたと思うんだが、私も彼も気が動転してたんだと思う。
こりゃ何としても止めなきゃ、と思った私は封印してた忌まわしき出来事を彼に話した。
私「私だってあるよ!!」
彼氏「えっ!?」
私「………漏らした事、あるよ」
彼氏「………どうせ小さい方でしょ?」
どうせって何だよ、と思いながら
私「おっきいの!下痢だよ!…食中毒かかった時病院で寝てたらやっちゃったよ…」
彼氏「…本当に?」
嘘ならなんでこんな嘘つかなきゃならんのだ、と思いつつも病院で寝てる時漏らし、泣きながら夜の病院でパンツを洗った話をした。

切々と話す私に、彼氏も「お前もやってたんだ…じゃあ大人になって漏らすって異常じゃないの?俺変じゃない?」と涙声になる。
私「調子が悪かったら誰でも起こるよ。ただでさえ彼さんは毎日激務なんだし」
彼氏「………」
私「お腹も休みたいんだよ。疲れてるんだよ。だからもう気にしないでお風呂入って来なよ」
お風呂沸かして彼氏を入浴させ、落ち着いたようだったのでコンビニに一緒にご飯買いに行った(1人にするのが不安だったので)
ご飯食べたらだいぶ落ち着いて、「死なないよ、ありがとう」って言ったので一安心し、添い寝してあげた。添い寝してたら彼氏「ありがとう。好きだよ」って言って眠った。


私が寝てから飛び下りされたら困るので、彼氏を見張ってたら私が寝るのは朝方になった。

彼氏は仕事に行きました。まだ一抹の不安があるがまあ大丈夫だと思いたい…。
書いてみるとコントだけど当人たちは必死です。本気で死のうとする人を説得するのは自分も命懸けなんだなと痛感しました。疲れた…。