登場人物

・私子(♀)...書き主。
・彼男(♂)...元カレ。当時私子の彼氏でサークル仲間。他サークルを掛け持ちしていた。
・友男(♂)...元カレの他サークルOB 。先輩。当時社会人。
・友彦(♂)...元カレの他サークル仲間。
・友也(♂)...元カレの他サークル仲間。
・友太(♂)...元カレの他サークル仲間。後輩。
・友蔵(♂)...元カレの他サークル仲間。
・友美(♀)...私子と彼男のサークル仲間


友男と友太以外は全員当時大学3年。
友男は3才上。友太は2才下。

私子と彼男と友美は、3人共通の趣味があるサークル仲間だった。
その為サークル内外でも一緒に行動することが多く、3人セットが多かった。
友美は人見知りで女性が苦手と公言していたが、私子とは一緒にいることが多かった。男性とは気兼ねなく交流できるとも言っていた。
友美に何度か私子の女性の友人を紹介してみたが、人見知りを発揮し交流は長続きしなかった。
やはり私子と行動することが多かった。

ある日彼男から、彼男が所属する
他サークルの面々を紹介された私子と友美。
他サークル仲間と共に行動することが増えた。
彼男の他サークル仲間は全員男性だったので、
友美も気兼ねなく溶け込んでいき、
その内友彦と付き合う様になった。
私子は、友美を妹の様に思っていたので、
毎日友美から来る深夜の電話・
メールにも応じていた。
友美と友彦の交際が順調な頃は
内容のほとんどがのろけ話で、
幸せそうな様子を聞いているのも
楽しかったし幸せだった。
だがほんの1ヶ月程度で雲行きが
怪しくなり、友美からの愚痴の電話が増えた。
私子が段々応じなくなると、
深夜に着信履歴が埋まり、
朝4時に長文メールが着たりするようになった。
同じ頃、友彦と友太、友蔵と頻繁に
遊んでいた彼男と私子は、友彦から
友美との交際に関する愚痴をよく聞かされていた。
その状況が3ヶ月程続き私子の気が滅入ってきた頃、
ほどなくして友彦と友美は別れたらしく、
友美からの頻繁な連絡も減っていった。
この頃私子は就活に忙しくなり、
あまりサークル活動をしなくなっていた。
変わらず彼男と私子は付き合い続けていたが、
3人セットでいることも
他のメンツと遊ぶことも減っていた。

半年後、無事就職先も決まり
一息ついていた私子に
予想もしていなかった事が。

突然友太から呼び出された彼男と私子。
ただならぬ様子に飛んでいくと、友太から、私子が就活に励んでいる間に
友美がトラブルメーカーになっていた話を聞いた。
まず、友美は友彦と別れた後、友也と仲良くなり、
交際直前の所まで進んでいたらしい。この時友也には他に彼女がいたが
友美にアプローチしていた。
友美は友也に彼女がいることが嫌で、
アプローチをそれとなくかわしていた。
同じ頃、他サークルOBの友男が
頻繁にサークルへ出入りするように
なり、友美と仲良くなっていた。
ちなみに友男も彼女持ち。
同時に二人の彼女持ち男から
アプローチされた友美はなぜか友男を選んだ。
友也は友男を以前から慕っていて、
友美とのことを相談していた。
友也は「交際中の彼女との関係に
蹴りをつけ、友美へ告白する」と友男に宣言した。
にも関わらずその相談を受けた次の日に、
友男は友美へ告白。
慌てた友也も友美へ告白。
結果、友美は友男を選ぶ。


毎日泣き暮らした友也は友太に
相談&愚痴のオンパレード。
それでも「友美の選んだ結果なら、
俺はこれから友美を友人として
支えたいし見守りたい。」
と友太に打ち明けたらしい。
ところが友美と友男の交際は始めからうまくいかず、
毎日友美から友也へ相談&愚痴の電話がくる。
友男はモラ男だったようで、
コミュニケーションが苦手という友美に、
毎日友美発のメール、電話を友男に
するよう指示し、それができていないと叱咤、
内容が気に入らなくても叱咤&やり直しさせるという
友美にはこの上ない苦痛を強いていた。
「自分が泣く泣く諦めたのに
こんな状況になっているなんて悔しい」
と友也は毎日泣き腫らして友太に嘆いていた。
流石に見かねた友太から
「何とかしてくれ」という応援要請で
私子と彼男は呼び出されたというのが主旨だった。

私子は、まさか友美が、
そんな人としてどうかと問われるような
ことをしているとは夢にも思わず唖然とした。
一緒に聞いていた彼男も唖然としていた。
一先ず、一度関わった全員で集まって
話し合いをしようということになり、
後日集まった。場所は友太宅。
集まったのは友太、私子、彼男、友也、友蔵、友美。
友男は仕事の為&悪者になっていたので呼ばれず不参加。
友彦もアルバイトの為不参加。
とりあえずの目的は友美を
どうするかと、説教のはずだった。
ただならぬ空気に誰も口を開かずしばらく無言が続いた。
一番先に口を開いたのは友太で、
開口一番「私子をどうするか」という内容だった。
いきなり指名された私子は頭の中が「???」状態。
でも全敵意が自分に向いているのを感じた。なにこれ。

友太曰く、私子はビッチで、彼男がいるのに
周りへ色目を使い手を出していた浮気者。
友美と友彦の交際中にも、友彦へ手を出した。
その上友美に対して友美の嫌がることを強要し、
私子は友美の要求は飲まないのだと。
友太が言っていた詳細な部分は覚えていない。
曖昧な記憶を広い集めた結果、
ういうことを言われていたのだと
最近になってようやく整理ができた。
私子パニック。彼男に助けを求めるも
「友美から聞いていたけど、
友美自身の希望で黙っていた。
私子を傷つけたくないからと。」発言。
いつの間にか私子一人アウェイ。
実際そのような内容は全くの事実無根で、
必死に反論するも誰一人として聞いてはもらえなかった。
私子ショックを受けて帰宅。

その後受けたそれぞれからのメールは、
非情で今思い出しても辛い内容だった。
主に覚えているのは友也からきたメール。
内容は友美を庇う&私子糾弾。
私子は以前から友美に対して酷い仕打ちをしてきたと。
私子は友美に謝罪するべきだという内容が強く書かれていた。
あの集会後、友美と友男が別れたのを機に友也と友美は交際したが、
ほどなくして友美から「好きな人ができた」とフラれたらしい。
友太からも私子を糾弾する内容のメールと絶縁宣言がきた。
後々聞いた所、友太も友美へ好意を抱いていたらしく、
「友美争奪戦に俺も参加しようかな」と洩らしていたらしい。
友彦とも自然と連絡を取らなくなった。
彼男に関してはもうお察しの通り、
とっくに友美と浮気していた上、
友美の味方だったのでお別れ。
友美からも長文で、私子のあれが嫌いだったこれが嫌い
だったという内容のメールを受け取り、
一読したが返信はしなかった。
泣いた。何度も読み返してまった。
私子が大切にしていたものは
何もかも崩れ去ってしまった。
そうして私子は友美と決別した。

ここからは後日談。
一気に知らない所で根回しをされ、
事実無根の内容で敵だらけになっていた私子は、
せめてもの対策として友美達にされたことを
ありったけの友人やサークル仲間に流布した。
その後、友美は集まりにも呼ばれなくなり、
自然とサークルに来なくなった。
彼男に関しては、当然、彼男達が
起こしたごたごたで彼男の
掛け持ちしていた方のサークルは空中分解。
彼男はあちこちで追放されぼっちになった。
友男はそんな状況でのこのこ遊びに来られるはずもなく、
サークル仲間との繋がりも切れ、
今は他県にいるらしい。
私子に対しては周りの友人達が同情してくれたが、
人間不信になっていた。
そんな私子を救ってくれたのが友蔵だった。
実は友太宅へ集まった時、
友蔵も同じく友太に呼び出され、
いつもの仲間内の集まりだと思ってきた所に突然
起こった事態で状況把握ができていなかったらしい。
私子が延々と泣きながら話すのを優しく聞いていてくれた。
そんな大きい器と真っ直ぐな目を持った人と
晴れて結婚が決まったので厄落とし。