悪い人間ではないが、デリカシーのない年下の元彼に冷めた話。
彼は、いつもニコニコ(今思えばヘラヘラ)していて気さくな子という印象だったので、何度か遊びに行き、付き合った。
が、付き合って打ち解けると、デリカシーのない一言が目立つようになった。
私は奥歯に虫歯の治療跡の銀歯が何本かあるのだが、私が喋る度に「歯の治療跡が多いね」と、なにげなく言う。
その頃私は香水をつけていたのだが、ある日香水をつけないでデートに行くと「おばあちゃんのにおいがする!」と言われた。
その後、デートに行く度に「今日もおばあちゃんのにおいだーwおばあちゃんおばあちゃん」と言われまくった。
さらに、私はビラビラに子どもの頃から黒いシミがあるのだが、最中に「これは何なの?黒いシミがある」と大声で言われて萎えた。
言動だけでなく、飲食店で使用中の箸を直にテーブルに置く、私のタオルを「貸して」と言い自分の汗を拭くなども嫌だった。
また、デートで新宿に行った際、
「東口にはアルタや飲み屋や飲食店、南口にはファッションビルや飲食店、西口はオフィス街だけどどこに行く?」
と聞いて、西口と言われたから西口に出たのに、「なんだビルしかないじゃん!東口行こうよ」と言われたりなど…
知ったかぶって自信満々に間違えて逆ギレする、というような行動が目立った。
もう冷めきっていたが、彼の誕生日が近かったので、我慢した。
ちょっと洒落た店で彼のバースデーサプライズをした際、
他のお客さんたちに満面の笑顔で「あざーっす!」と手を振るのを見て、一気に冷めて別れた。
別れを告げると、「自分は何もしていないし、悪くないのにいつも振られる」とぼやいていた。
何もしてないつもりでも、ダサいというかデリカシーがないというか嫌われる行動をしてるんだよ…と思ったが言わなかった。
今思えば、いつもニコニコ(ヘラヘラ)していて、気さくでノリもいいのに友達が少なかったのにも納得がいく。
職場で他の人を飲みに誘うと、肯定も否定もなく沈黙された…というような悲しい話も笑顔で話す彼だった。
そんな彼と短期間でも付き合った私も同類と思うと、自分自身の中身を磨こうと強く思った。
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