ゲームと言えば…冷められた話
彼氏はゲーム開発だった。開発部は過酷らしく、残業が多かった
それも尋常じゃないくらい多かった。デッドが近くなり、彼とは会うどころか
メールの返事もほとんど来なくなった。

あるとき、とうとうゲームができた。彼氏は私にゲームを渡して
「お前がゲームに興味ない事はわかってるが、俺が健康削ってまで作ったゲームなんだ。


今の自分の全てを投入したつもり。ちょっとでいいからやってみて欲しい」
私は心底ゲームに興味ないんだけど、そこまで言われたのでやってみることにした。
やり方の説明を受け、プレイして、そこそこゲームの内容が理解できるくらいはやった。
彼の話では、ちょうどこのへんからプレイヤーは世界観にのめり込んで来て先へ先へ進めたくなる感じらしい。

でも私には何も感じなかった。
クソゲーとかではないと思う。
なんと言っていいかわからずほとんど感想を述べず、何の執着もなくレバーを手放した私に
彼氏は深く絶望したようだった。私はなんて言っていいかわからなかった。
やっぱりゲームしなければよかった。その後なんとなく会わなくなってしまった。