大学のサークル仲間の結婚式。私は新婦側。
新郎さんは幼なじみとのことで、二人の実家である、海沿いの土地での結婚。
仲間と久しぶりに会えるし、海のもののお料理も楽しみ、と新幹線の距離を出かけていった。
しかし、サークル仲間は円卓に一杯とあと3人余る人数。
3人組の方に私は入れられてしまい、同席の人達は新郎新婦の小・中学の同級生だった。


同じテーブルで黙っているのも、と、挨拶をして、昔は新婦ちゃんどうでしたか?などと
当たり障りのない会話をふってみたが、そこから何故か新婦や新婦と同じ大学を出た私達3人の収入を聞かれて3人でドン引き。
私達が答えないと見ると、自分達だけで話し始め、今度は出て来た料理を見ながら
この野菜は新郎が給食の時に残した、とか、新婦はこの魚は嫌いだった、と二人の子供の頃の偏食の話にシフト。
デザートの時間帯には新婦手作りのネックレスやティアラの悪口大会になってた。

3人で目で語り合い、慰めあいながらとにかく料理を食べたけど、地元の魚もエビも地鶏も味なんて分からなかった。
新婦に2次会で「あなたたちなら初対面の人得意だし大丈夫だと思って」と言われたけど、3人とも乾いた笑いしか出ず。
次の日に私だけに電話が来て何があったかと聞かれたけど、もう疲れ果ててたので
「あの人達の話してたこと、聞きたいなら教えるけれど、多分聞きたくないと思うよ。本当に聞きたい?」と聞くと
いや、いい、と言われたので新婦には教えてない。